ラオ・リゾート・スピリットのフロントは、移築されたラオスの古民家の2階。
サンダルを脱いで上る木の階段が素足に心地いい。
あ、ここは、とてもいい。確信のようなものが広がった。
テラスに、小さなデスクと、
いくつかの椅子を置いただけのフロント&ロビーは
今まで訪れたどのホテルより心地いい。
出迎えてくれたのはドイツ人のマリオと、ラオス人のヴィッターナさん。
まるで友人のコテージを訪れたような、フレンドリーな歓迎を受ける。
私が野鳥や野生動物好きな事を知ると、
奥から自分のノートパソコンを出してきて、周辺の生き物写真をいろいろ見せてくれる。
今まで4日間、本当に事務的な話しかしていないので、なんだかとてもうれしかった。
シーズンオフのためか、今夜のお客は私一人。
5件あるバンガローの一つに案内される。
広く清潔な部屋。谷に望むテラス。そして、何より気に入ったのは、真っ青なタイルを貼った、屋外のシャワールーム。
ジャングルに満ちる、ざわざわとした気配や、怪しげな鳴き声の中で浴びる
冷たいシャワーは至福の時間をもたらしてくれた。
(この時は、シャワーのヒーターを付ける方法をまだ知らなかったんだけど)