2010年5月31日月曜日

ベトナム& ラオス旅行4  タクシードライバーとの(軽い)戦い


大汗をかきながら、国内線の待合ロビーへ。

ここはもうすっかりローカルな雰囲気だ。
日本に比べると、若い人の比率がグッと高い。で、みんな、携帯だ。
じっと画面を見つめながら、右手でちょこちょこ。
どこもいっしょなんだなぁ。

ハノイを飛び立った飛行機は約1時間で、ベトナム中部の都市、ダナンへ到着。
ここから、第一の目的地ホイアンまではタクシーで約20分。
といえば簡単だが、このタクシーがまた不安。
相手が外国人とみれば、どんな値段を言ってくるやら、相当いろいろあるらしい。
いったいどのぐらいが適正なのか、ネットで調べたのだが、よくわからない。

でも、ここは案ずるより・・・で、到着ロビー内に、タクシーカウンターがあって、
ホテルの名前を告げると、係の女性が$16!と告げて、担当の車を呼び出し、クーポンのようなものを渡してくれる。
これなら安心、と車に乗り込み、ほっと一息。

時刻は18時ぐらい。
街は、仕事帰りのバイクであふれかえっている。

信号はほとんどない。交差点はロータリーのようになっていて、ぐるぐる回りながら、右へ左へすいすい行きたい方へ曲がっていく。しかも、3人乗りは当たり前。子供、お父さん、子供、お母さん、と4人乗ってたりもする。

酷暑のなかで一日の仕事を終え、子供を迎えにいって、これから帰って夕食〜
そんな、夕方の楽しそうな気分が手に取るように伝わっている。

賑やかな若い男の子も、女の子もいっぱい。海辺のカフェやクラブに行くんだろうか。
道路沿いにはオープンなカフェがいっぱいあって、どこも笑い声であふれている。
いいなぁ。

と、のんきに見物していると、いきなり、運転手が振り返る。もちろん、運転しながらね。
「マダーム! ドゥー ユー  ハブ ア タイム?  ベリー ビューティフル ポイント〜〜 どうした、こうした」

やっぱり出た! そうだよね、日本人を乗せて、定額で行くのも、悔しいよね。

でも、これには対策を考えてあったのだ。
女ひとり、夕方ホテルに向かう。到着は夜になるかも・・・これは少し危なそうだったから。

「残念ね、夫がホテルで待ってるのよ。晩ご飯食べる約束だから、ごめんね〜」

その夫は日本の八ヶ岳山麓でパンをこねているはずだが・・・

一家団らん(死語か)の始まる時間。何を考えているのか、いい年してひとりこんなところをふらふらしている自分。
いいわけしながら、早くも「これでいいのか?」の声が自分の中から聞こえてくる。